2007年4月18日 (水)

景観考

 景観とは、つくられる景色と概ね理解しています。風景に対して美的な配慮を行うことで景観をつくると言えるのだと思いますが、主観的・客観的に通じていて非常に難しい。平成17年に景観法なるものが制定され、景観は規制されるものとなりましたが、景観という定義はなく あいまいです。そして法による規制もなく、各自治体(今治市は景観行政団体となっている)が行うようになっています。21世紀となり環境問題が非常に身近になりました。これは環境に対して支配するものから守るものへ方向転換する社会が表面化したものだと思っています。そうなると国ではなく世界へ共通性を求め、そして国ではなく地域へ依存する社会となってきています。この場合にも景観においては、発展、保存、再生などを自然、人間、社会の関係から捉えて考えると還元しにくい。現状は荒廃していて理想論をうち立てるのも難しいように思います。しかしある共通感覚(コモンセンス)によって進み始めているのも事実として捉えたい。そしてひとつの建築でも景観は変化すること、景観は人々の気持ちに、意識に影響を与えることを忘れてはならない。それが建築、景観に携わるものの責任だと思います。

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