HOUSE-M2-
二作目もM 。タイトルは基本 建築主のイニシャル。
一作目の あの打ち放しの施工をしてくださった業者さんからの依頼。
頑張ったところを認めてもらえて素直に嬉しいし やっぱり感謝しかない。
ここは、依頼者のご両親が住む家ということで 平屋のシンプルな平面計画。
色々と案は思考しても、時として初案の平面計画に落ち着くことがある。
ここでは 中廊下型となっており 南側に居住空間、北側に納戸、水回りと寝室といったプラン。
この中廊下に光を落すことを目的とした断面計画から立ち上がった立面デザインです。
この形態は、西澤文隆さんのコートハウスたち(1960年代)が好きで、それに倣ったデザインです。
少し前に
パクりが問題になっていましたが 建築界では似たようなものは多い。
これをパクリ、オマージュ、思想が全く違うとか色々と言われるが ここまで情報に溢れた時代に似たようなに見えるものはある。
ここでは西澤さんのデザインに倣い研究し、老夫婦の家ということで 光溢れる現代的な和風を目指しました。
ただ、竣工間際に「玄関扉は仮のものかと思ってた」と言われたのは、こちらとしては全く笑えない話でした。
新しい建築に取り入れるものを古い建築から学ぶものとが合わさって「不易流行」といったものになる。この「不易流行」も 僕の建築のテーマです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント