山口建築巡礼(前)
先月の9日、10日に 建築士会中四国大会が山口県であり、
家族旅行を兼ねて朝早くから萩へ向かう。
しまなみ海道を渡り、一気に萩往還の道の駅まで突っ走る。
ここで見蘭バーガーを頂き、今回のお目当てのひとつ三輪窯へ。
細い道を抜けると右手に美しい趣のある住居、左手にも美しい庭そして奥に三輪窯Ⅱ(倉庫兼客間)が目に入る。(三分一博志設計)杉型枠を再利用した三輪窯Ⅰを探すが見当たらず、三輪窯Ⅱも庭の奥にある為に全容が見えず、残念だけど上手いなぁなんて思いながら住居を大人しく見ていたつもりが犬に見つかってしまい吠えられる。迷惑を掛けてしまったと足早に退散しようとすると妻と子供が挨拶をしている。僕も挨拶し、事の成り行きなどを話す。有難いことに三輪窯Ⅱを見せて頂けることに!(嬉)聞けば三輪さんご自身に予定があり時間もないとのことだったが、見ず知らずの建築馬鹿の萩焼素人にゆっくり時間を掛けて見せてくださった。「見ますか?」や「見せて下さい」でもなく三輪さんの所作で「見せてもらえるんですか?」と、なんかこの辺りのやりとりに感動しています。
次いで、建築mapで丹羽家の写真を見て なぜか見たいと思っていた。そのなぜかは今も分かってないんだけど、実際に行くと思った以上に何もかもがよかった。
他に長屋や鍵曲がりの塀などを足早に見て、
萩美術館・浦上記念館(丹下健三設計)へ。所々で磯崎さんや槙さん、黒川さん、安藤さんぽい所があって、どちらが影響を受けたんだろうと思いながら散策する。
家族は美術館へ僕は会場である萩市民館(菊竹清訓設計)へ。
ハリボテ(?)と失礼な印象を持ちながら会場入り。各県の発表を聞いて、引き続きパネルディスカッションそして大団円。大懇親会前に公園で家族と合流。この公園は大きくて図書館と一体となっている。近くに市役所・美術館なども集中している。点在型もいいがモールのように集中した一体型の都市計画規模の建築も面白いかもしれないと思いながら懇親会へ。
懇親会は今まで参加した中でも、なんだかよかった。今回の萩は、具体的には分からないけど、全体的になんだかよかった。懇親会終了後、山口市内に向けて出発する。(つづく)
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