作品
すでに入居されたクライアントのアルバム作成を行っています。
今回は無理をお願いして引越し後にさせてもらいました。
専用住宅はプライバシーの問題が、まず一番にあり生活感が露わにならないようにという配慮から引越し前にダイニングテーブル、ソファ、ベッドのみを入れてもらったり、こちらで用意して撮影します。
公共性の高い建物には利用されている人などが入るべきだし、モデルハウスなどはモデルを雇ってでも家族をいれるべきなんだろうけど、個人住宅は、そういう訳にはいかない。
特に今回のように、床も壁も天井も真っ白な場合は生活感を極力排除しようとする思いの表れなので余計なものが無い方がいい。
今回は、持たれていた家具と新しく購入した家具そして入居して1ヶ月後に撮影出来た。
建物を僕自身の作品と思ったことはないが、建物はクライアント、施工、設計それぞれの作品だとは思っている。職人さんたちも自分たちの作品だと思ってもらったら完成度を増す為に、より気持ちが入ってくれると信じている。そして今回の作品を写真に納めるのに出来うる限りのいい表現方法をとった。
設計の打合せで、捨てるに捨てられない家具、まだ使えるモノの話しになる。これから住みたい家には合わない。よくある話です。使わないものは整理する(使う人に渡せるのがベスト)べきだろうけど、使えるモノはもったいないでいい。いつか使えなくなった時に、自分達の作品に合うものを見繕ったらいい。そして出来あがった時に声を掛けてもらい見せてもらえたら、そんな嬉しいことはない。
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