2025年1月 6日 (月)

仕事始め

新年あけましておめでとうございます。

本年は、こちらでも少し密にお付き合い頂ければ幸いと思っております。

コロナ禍よりも現状の方が建築業界にとっては忙しい悲鳴もありながらも、

高騰の厳しさの悲鳴の方が大きいように思います。

こちらは有り難いことに数件が着工できました。

春には完成し見ていただける機会が持てればと願っております。

昨年は建築業界の大御所の槙文彦 氏、谷口吉生 氏、原広司 氏の訃報がつづきました。

槙さんの「建築という現在」にある「姿」や「時」は身近な思想として、谷口さんの「建築を見る」は身近な参考図書として、原さんの「はーばりー」は身近な建築としておいてます。

偉大な方々で雲の上の存在でしたが全ての方にお会いできたことが嬉しく、

原さんとは、はーばりー前で少しお話でき 施工の難しさを、煙草をフカシながら楽しく話してくれました。心残りというか後悔があるですが、これは書いても仕方ないことで聞かれたらお答えします。

さて、それでは改めて、本年も何卒よろしくお願いします。

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2024年12月29日 (日)

年末年始休暇のお知らせ

29日の午後から現場の確認、施主と打合せ、耐震報告を行って、事務所で見積提出をメールで行い、今年の業務は完了です。(あっ、年賀状の発送というよりコメント書きが残されてます)

4日から現場開始のところがあるので303日がお休みとなります。

さて、この一年は新築案件と改修案件の着工がメインで偶然に奥様同士が先輩後輩であったという少し不思議な気分で進んでます。と言うのも、趣味思考が違えどどこかにており(どこかというより具体的な所が似ています)ほぼ同時進行しております。また相談内容としては、改修物件が増えてきて、コノトコロハ依頼主や工事会社と一緒に考えながら進んでおります。

来年は、法改正もあることからより建築設計というよりも設計外の学ぶ時間が多くなってくるのではないかと少し実感してしているところもあります。

昨年に続き、西条栄光教会の礼拝堂の工事の話し合いが進んでおります。この事業も2025年には10年と言う節目にあたり僕たちのゴールも少し見えてきてるような気がしております。

それでは、皆さま この一年も お付き合い頂き有難うございます。

来年こそは、こちらの活性化を念頭において活動しますww よいお年をお迎えください。(長井信彦)

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2023年12月31日 (日)

年末年始のお知らせ

29日の午前中に事務所の片付けなどを行い、午後から年忘れサッカーを総勢30人で行ってました。4日に松山市の建築課へ提出の書類があるので303日がお休みとなります。とは言え、

外出の予定も無い事から、このご案内やアトリエの片付けなどゴソゴソと行うつもりですので、今年はいつも以上に公私混同年末年始になりそうです。

さて、この一年は昨年からの業態変化に伴った大きな案件のコンサル的なお手伝い(作図的な下請けは行っておりません)を行いながら、新築案件、改修案件の竣工、新たな新築や増築、改修案件なども引き続き行っています。昨年同様に依頼主や工事会社と一緒考えながら進んでおります。また土地探しなどや融資なども整理することも増えてきてます。その為に、建築設計以外の時間が多くなってきてるなと実感してしています。2025年には法改正もあることから書類的な時間がより増えそうだなと思ってる次第です。

明るい話題として、来年2月から愛媛県美術館で瀬戸内海関係の展覧会があります。そこで瀬戸内海建築憲章(1979)関連として、西条栄光教会の建築模型なども展示されます。また、礼拝堂の工事に向けての話し合いや調査も行われました。その一環としてオリジナル(建築当初)の照明が灯ることが出来ました。542

業務でも、新年早々に建築視察や耐震工事、新規の打合せなど楽しみな慌ただしさがあります。

それでは、皆さま この一年も お付き合い頂き有難うございます。

来年こそは、こちらの活性化を念頭において活動しますw よいお年をお迎えください。

(長井信彦)

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2022年12月30日 (金)

年末年始休暇のお知らせ

コロナ禍は、終息でも収束でもなく第二類のまま、なんとなく変化してきました。僕は、川の流れのようにおだやかに身をまかせているのですが、雪どけというよりも 晴れた日もあれば曇りや雨の日と一喜一憂してしまってるように思います。

さて、この一年は予算配分と工期を依頼主や工事会社と一緒考えながら進んできました。建築設計についても形態変化してきたように思いますが、本質的なものは、よりよいものを求めてといったところは変わっていません。あえて変化を言うなら「目指して」ではなく「求めて」です。

昨年からの明治の母屋の改修から始まり、工場や店舗の改修工事を4店舗連続で行い、年明けには築50年の改修工事、改修設計と改修が続きます。新築住宅の工事も行っていて、こちらも質にこだわりながら進めています。なかなか不特定多数に見学会という機会を得るのが難しいところですが、興味あるものがあれば気軽に声は掛けてみてください。

来年は、企画や開発に関わって来たものが具体的に動きそうです。楽しみながら波に乗るというより溺れないように泳ぎたいと思います。

開発といえば、ヒメゾウという商品は出来ました。こちらでも紹介したいと思います。

おかげさまで、少し注文も頂いてるので年明けには始動したいと思います。

ただ、今年の年末年始の休暇は31~5日までお休み頂く予定です。

それでは、皆さま この一年も お付き合い頂き有難うございます。

来年は、ブログの活性化を念頭において活動しますw

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明治の母屋

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HIMEZO

よいお年をお迎えください。(長井信彦)

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2022年10月 8日 (土)

一級建築士試験2022

今年で、14回目の一級建築士製図試験の講師です。

今年は事務所ビル。建ぺい、容積、斜線、防火、セキュリティを リアルに。

今年で、14回目の一級建築士製図試験の講師です。

今年は事務所ビル。建ぺい、容積、斜線、防火、セキュリティを リアルに。

読み取りは、要求を把握する。

エスキスは、社会・環境・法規・経済・安全・設備を計画する。

完成したものは、どんな特徴を持った事務所ビルですか(長井)

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2022年5月31日 (火)

建築視察-ラコリーナ

と、ある計画の情報収集に行っている建築視察の第五回。

こちらも先月同様にみたいけど行く機会がなければ行かない建築のひとつのラコリーナ(藤森照信)。イメージが先行していたこともあり、アプローチで笹が一面に生やされているとは思っていなかった。てっきり中庭側と思っていただけに、ゲートをくぐって目に入る笹と草屋根は壮観で興奮しました。行ったことはないのですが、ソーク生物研究所のような建物とランドスケープが一体となっている印象です。店舗内部の内装も素敵なデザインで全体と部分をじっくりと見て回れます。

中庭側は、様々な建築が散見していて残念でしたが、奥にある本社を近づけるだけ近づいて見学し、大規模な建築でもバランスよく藤森流が見て取れました。もちろんバウムクーヘンをお土産に購入しました。僕はあまり好きではないのですが、こちら限定の生バウムクーヘンは絶品でした。

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併せて、織田廣喜ミュージアム(安藤忠雄)跡へ。建築自体は閉館されているのですが、こちらは園の一部なので入園料を払うと見ることができました。廃墟感というよりも純粋な安藤建築をみることができたように思います。園では、どういった扱いになっているのか分かりませんが、折角なので安藤さんに相談して何かに活用するといいのになと思います。

守山市立図書館(隈研吾)へ。意匠は隈さんらしくまた平面も立面も巧く分節されていて、好きな隈さんの建築ひとつに追加。また近くにあった浮気幼稚園(藤本壮介)も外観のみ見学。

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2022年4月30日 (土)

建築視察-年縞博物館

と、ある計画の情報収集に行っている建築視察の備忘録の第四回。

観たいけど行くには遠いと思っていた建築(裏を返せば何か機会がなければ行かない建築)

年縞博物館(内藤廣)へ、、、

この建築が内藤さんの言う赤鬼、青鬼のどちらかは分からないが、潔い屋根や軸線を通したりピロティに明解なプラン、緻密なディテールに素材感など流石で大変勉強になりました。

気になった点としては、ここまで潔いものが構造的には無理してるように見えたこと。素直なのかもしれないし整理されてるのかもしれないが、どうしても無理した解法にしか見えなかった。

もう少し何故こう感じたか考えてみると、素直に並んだ木に対して鉄骨が煩く感じていて、他の解法(意匠とも)がなかったのかなと思っていた。自分で考えられるといいのだが、正直他の選択肢が分からないので、いつか会う機会があれば、恐縮しながらでも内藤さんなり金箱さんなりに聞いてみたい。

その後の福井県立図書館(槇文彦)はマキアート(芸術)でした。

そして、えちぜん鉄道福井駅(内藤廣)へ。こちらは完成しているのだが工事途中に見えた。

この工事途中に見える建築って案外多いなと思っていて、たぶん僕の設計でもあるんじゃないかなと思っている。工事途中を意匠として狙うことは、あまりしないと思うのだがどうなんだろう。

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2022年3月27日 (日)

建築視察-木の殿堂

と、ある計画の情報収集に行っている建築視察の備忘録の第三回。

 

行きたいと思いながらなかなか行く機会のない建築のひとつに挙げられる木の殿堂(安藤忠雄)に、、、

勉強不足ではあるが、イメージと逆のアプローチ(奥にあると思ってた)。

またヴォリューム感も思ったより小さい。

安藤さんの木造建築はコンクリート以上に勉強になると思っていて、観たい(かった)ものとしてセビリア館に次ぐもの。内部の木は、ごついスケール。圧巻というよりは、もう少し整理して抑えられなかったのかなと思った。床がスロープとなっていてるには驚き歓心した。

残念ながら展望棟はコロナ禍の為に閉鎖中であったが、外観やランドスケープなどだけでも見応えあった。

足を延ばして安野光雅館(安藤忠雄)へ行く。こちらは直島の南寺を洗練させたような外観。

内部構成は非常にシンプルで安藤さんらしい素敵な建物だった。

帰路で斉藤隆夫記念館(宮脇壇)も行ったのだが残念ながら外観のみ、、、

初めて知ったのだが、とてもスケール感のいい建築だった。

是非、機会があれば訪れたい。

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2022年2月28日 (月)

建築視察-竹田市立図書館

と、ある計画の情報収集に行っている建築視察の備忘録の第二回。

 

大分と言えば温泉であり今回も温泉施設を御前湯(象設計集団)、ラムネ温泉(藤森照信)、クアパーク長湯(坂茂)、みつばちの湯(首藤廣剛)と見て回る。みつばちの湯は僕の琴線に触れる建物で出来れば施設をじっくりと見て回りたかった。クアパーク長湯は管理者の方のご好意で宿泊棟まですべて案内してもらう。僕としては、もう少し一体感が欲しかった。

南下して竹田市の城下町へ。交流プラザ、歴史文化館ともに隈さんらしくEv棟は梼原同様にいいなと思った。個人的には竹田荘画聖堂は好きなのだが、、、あまのじゃくなんだろうな。。。

さて、今回は竹田市立図書館(塩塚隆生)。

外観の第一印象は、生田教会(西澤立衛)の和風味。

納まりなどは色々と思う所があるが、サインや外構も含めて、

とても丁寧に考えられてるんだろうなと。。。

圧巻は、内部の天井で雲の下というか雲の中にいるような気持ちになった。

随所に居心地のいいコーナーなどがあって とても気持ちのいい施設でした。

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近くにコアワーキングスペースがあったので立ち寄ると、こちらも親切に案内してもらえた。

どこの町にも拠り所になるような場所が出来るといいな。

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2022年1月29日 (土)

建築視察-三次市民ホール きりり

 とある計画の情報収集に行っている建築視察の備忘録をと、

年初めの宣言がいきなりコケるところだった。

 

目的は、島根の菊竹建築群でしたが、こちらは思った以上に染み入った。

この思った以上にと書くように各々に先入観を持っているので、

自ずと僕のハードルが大雑把に設定されている。

誤解を恐れずに書くと、菊竹さんは良かった。

特に、田部美術館と図書館は今(現在)と合っていると思った。

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今回は、期待してまた時間を掛けて(施設案内もして頂いた)観た「きりり」を書く。

第一印象としては、アアルトのような そして無機質でローコストぽさを感じた。

そうモダニズムではなく、、、

災害を意識した計画やエントランスやホール、そして貸部屋などに新しい提案(挑戦)などもあって、

またサイン計画やディテールなども見受けられたのだが、

第一印象のローコストというよりも安っぽさへと印象が変わっていった。

考えられているのかもしれないが丁寧さを感じられなかった。

コロナ禍ということもあり使われ方なども淋しくて、マイナスの要素ばかりが散見してたこともあるだろうし、

青木ファンとしてのハードルも高かったからかもしれない。

乾さん(ファンです)の「厳島港宮島口旅客ターミナル」ほどではないが同じ印象であった。

近くにあるサポーズさんの絶品なトイレがあるので、こちらをデザートにすることをおススメします。

 

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